メスを使用した切るクマ取り治療裏ハムラ法
下まぶたの裏側(経結膜側)を切開し、眼窩脂肪を移動させて固定し、目の下のくぼみ・膨らみを改善する施術です。下まぶたの裏側を切開するので皮膚の表面に傷をつけることがなく、外側からでは傷跡もほとんどわかりません。抜糸もないので、ハムラ法と比べると比較的ダウンタイムも短くなっています。
裏ハムラ法ってどんな治療?
こんな人にオススメ!
- 年齢とともに涙袋がわかりづらくなったと感じている方
- 下まぶたのたるみが気になる方
- 目の下の凹凸が気になる方
1回あたりの施術費用(平均) |
40~50万円ほど |
効果の継続期間 |
10年前後~半永久的 |
下まぶたの内側(経結膜側)から切開します。眼輪筋の下を眼窩下部まで剥離し、さらに頬骨の骨膜の上を5mm~1cmほど剥離します。余分な脂肪を切除した後、眼窩隔膜と突出していた脂肪を目の下のくぼみが気になる部分に移動させ、固定します。切開部分は、体に吸収される糸で縫合しますので抜糸は必要ありません。
裏ハムラ法のメリット・デメリット
- 皮膚表面に傷跡ができない
- 裏ハムラ法は下まぶたの裏側(結膜側)を切開しますので、見える場所に傷跡が残りません。皮膚の切除を行わないので涙袋が温存できることも大きなメリットです。顔に傷跡を残したくない方は、裏ハムラ法がおすすめです。
- 「ハムラ法」と比べるとダウンタイムが短い
- 裏ハムラ法では下まぶたの裏側粘膜部分に小さな穴を空けて眼窩脂肪を移動しますので、表ハムラ法よりも組織が負うダメージが少ないという特徴があります。そのため表ハムラ法と比べてダウンタイムが短くなります。
- 持続期間が長い
- 眼窩脂肪を移動・固定することよってたるみを取るため、すぐに元に戻るということはありません。ヒアルロン酸注入のように体内に吸収されることはなく、再配置した脂肪がその場所に定着することが期待できます。
- 脂肪注入が必要なケースがある
- ハムラ法も裏ハムラ法も、突出した脂肪を移動させる治療になりますので、脂肪の膨らみの少ない方の場合、移動させるための十分な脂肪が足りず、追加で脂肪注入が必要になります。
- 脂肪の移動距離に制限がある
- 今ある脂肪を移動させるため、移動距離に制限があり、目の下の凹みを改善できる範囲が狭くなります。また脂肪が足りない場合には、追加で脂肪注入が必要になります。施術の視野が狭いため術後に腫れやすく、不慣れな医師が行った場合は思ったような効果が得られない可能性も出てきます。
- シワの改善は期待できない
- ハムラ法と違い、裏ハムラ法では皮膚のたるみの切除ができないというデメリットがあります。そのため、年齢によるたるみが強い方、眼窩脂肪により皮膚がたるんでしまっている方には向きません。ご年配の方にはおすすめできない施術です。
- 術後に強い腫れが起きる
- 裏ハムラ法のリスクとして「強い腫れ、内出血、まぶたの内反」などがあげられます。経結膜脱脂とは異なり、切開し脂肪を移動させるため、強い腫れが起こります。
治療の流れ
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- カウンセリング
- 患者の悩みや希望をヒアリングし、目の下のふくらみの状態や症状を確認し、裏ハムラ法が適応かどうかを判断します。仕上がりのご要望や不安などを相談し、裏ハムラ法のメリットデメリットについても説明があります。
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- デザイン
- 目の下の膨らみが気になる部分にマーキングします。下まぶたの脂肪は、3つに分かれて存在しています。脂肪がついている箇所は人によって違いますので、事前にどの部分からどれくらいの脂肪を取るかを診察して確認します。バランスよく脂肪を取り出すことで表面が滑らかな状態となり、美しい仕上がりが期待できます。
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- 麻酔
- 点眼麻酔の後局所麻酔が行われることが多いです。注射の痛みに弱い方はオプションとして笑気麻酔や静脈麻酔ができるクリニックもあります。
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- 施術
- 下まぶたの裏側(経結膜側)から切開します。眼輪筋の下を眼窩下部まで剥離し、さらに頬骨の骨膜の上を5mm~1cmほど剥離します。余分な脂肪を切除した後、眼窩脂肪を目の下のくぼみが気になる部分に移動させ、固定します。手術時間は、40~60分が目安です。
気になるダウンタイムや安全性は?
裏ハムラ法の術後、腫れのピークは1日〜3日程度で、だいたい1週間〜2週間経過すると徐々に目立つ腫れは引いていきます。時間の経過と共に落ち着き1ヵ月ほどでスッキリとしていきます。術後の診察で問題がなければ基本的に1~2日程度経過すれば、軽めのお仕事にも復帰できるため、長期的な連休を取れない方におすすめの治療法です。ただし、医師の技術力に仕上がりが大きく左右されるため、経験豊富な医師を選びましょう。
Graceful編集部から見た裏ハムラ法
裏ハムラ法は、目の下のたるみやクマに悩む人々にとって、効果の期待できる治療法です。肌に傷跡が残らず、自然な仕上がりになることが支持される理由です。下まぶたの裏側の施術は高い技術と経験が必要ですが、希望に沿った仕上がりになれば疲れた印象なども大きく変わることが期待できます。失敗を避けるためにも裏ハムラ法についてよく理解したうえで納得できるまで相談し理想の目元を手に入れましょう。